ミロタ

日本から来たクオリティナンバー1

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これまで感じたことのない、
じんわりした温かさを提供する「Mウォーム」が、
大ヒット商品に成長するまでの
舞台裏にせまります。

カラダから発散される水分を熱に変える“吸湿発熱素材”を、寝具やラグ、クッションなど幅広い布製品に取り入れた「Mウォーム」は、触れるだけで生地自体が温かくなる独自の快適さで好評を博しています。2008年の発売スタート以来、機能やラインアップ、そして販売手法を強化し続けてきた、絶えることなき創意工夫の歩みをご紹介します。

Episode1 きっかけ ヒット商品のヒントは、異業種にあり!

これまでにない“豊かさ”や“ここちよさ”をお客様に提案するために、日々、新商品を探し求めるニトリ。そのセオリーのひとつに「異業種・異分野からヒントを得る」があります。その代表例と言えるのが、今回紹介する「Mウォーム」です。
当時、衣料業界で話題を集め始めていた“吸湿発熱素材”にいち早く着目し、『この素材で寝具をつくったら、快適な眠りをお届けできるのでは』とのアイディアから、開発プロジェクトがスタート。試行錯誤を重ねた結果、冬は発熱効果でより温かく、夏は吸湿効果でべたつかずさらさら、年中快適な眠りをお届けする、画期的な寝具が完成したのです。これが、今日に至る「Mウォーム」の歴史の始まりでした。

「Mウォーム」の湿度の変化

「Mウォーム」の温度の変化

Episode1 機能強化 さらなる快適さを求めて、挑戦は続く。

『羽毛よりもリーズナブルで、ポリエステルよりも快適!』と、お客様から大好評を博した「Mウォーム」でしたが、ただ同じモノを提供し続けるだけでは満足しないのがニトリ流。さらなる快適さを追求するなかで、“吸湿・発熱”だけでなく、“保温・蓄熱”といった機能を加えることを検討し始めました。
まずはファブリック(生地)を縫い合わせる“糸”、さらには内部に詰め込む“綿”に着目。それぞれ繊維メーカーと共同で、保温・蓄熱効果をもった素材を生み出すことで、それまで以上にここちよい温かさを実現していったのです。商品を売るという小売業の枠にとどまらず、自ら製品を開発・製造するニトリだからこそ可能な取り組みだと言えるでしょう。

Episode1 売場の進化 お客様の声をもとに、売り場も進化し続ける。

「Mウォーム」の進化は、機能面だけではありません。「同じ素材の抱き枕があればよいのに」「違う色はないの?」売り場でのお客様との会話をもとに、ラインアップやカラーバリエーションも大きく拡大。また「他の寝具とはどう違うの?」「本当に温かいの?」といった質問から、店頭で比較実験を実施するとともに、商品の魅力が伝わりやすい売り場づくりに努めました。 こうした進化の歩みは、これからも終わることなく続き、その度に商品の魅力はさらに高まっていくことでしょう。似鳥会長の語る『現状否定の繰り返しこそが成長を生む』とは、まさにこのこと。去年よりも良い商品を、去年と変わらぬお値段で提供する、その繰り返しが、お客様から「お、ねだん以上」と思っていただける商品づくりにつながるのです。

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